中学生にコンタクトレンズは早い?
親子で確認したい使い方と注意点
お子様の視力が落ち始め、コンタクトレンズの装用を検討しているものの、「中学生にコンタクトレンズは早い?」といった不安もあるかもしれません。また、お子様本人がコンタクトレンズを適切に扱えるか心配に思う保護者の方もいるでしょう。
本記事では、コンタクトレンズの装用の判断ポイントやメリット・デメリット、注意点を解説します。
お子様にコンタクトレンズを装用してもらうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
中学生でもコンタクトレンズは使える?装用の判断ポイント
コンタクトレンズは中学生でも装用可能です。年齢制限はなく、実際に使っている中学生も多くいます。
令和6年度の文部科学省の調査によると、視力1.0未満の中学生は60%以上にのぼるとされています。眼鏡では不便を感じやすい体育や部活動などを理由に、コンタクトレンズを選ぶ生徒も少なくありません。
参照:令和6年度学校保健統計(確定値)- 文部科学省[PDF:731KB]

エースコンタクトが2024年に会員様向けに実施したアンケートによると、新学年のタイミング(12〜16歳)でコンタクトレンズデビューをする方が多いことがわかっています。
ただし、コンタクトレンズは「高度管理医療機器」です。装用方法を間違えると目に大きな負担がかかるため、自己判断で購入せず、眼科で診察・処方を受ける必要があります。
また、はじめて装用する際には保護者と相談のうえ、練習・ケアを習慣化させることも大切です。中学生からコンタクトレンズを装用し始める場合は、安全に使用できる環境や意識づけがあるかを確認しましょう。
中学生がコンタクトレンズを使うメリット

コンタクトレンズは、成長期であり、運動する機会が増える中学生にもメリットがあります。以下の内容を踏まえ、購入するかを検討してみてください。
視野が広がり運動・部活動がしやすくなる
コンタクトレンズには眼鏡のようなフレームがないため、視野が広く、湿気や湯気で曇ることもありません。汗で視界が遮られる心配も少ないため、激しい動きの中でも視界を保ちやすく、運動や部活動に集中しやすくなります。
度数変更がしやすい
成長期は視力の変化が激しいため、眼鏡やコンタクトレンズを装用する場合、定期的な度数の見直しが必要です。
眼鏡は度数が変わるたびに、場合によってはレンズだけでなくフレームも作り直す必要があり、そのぶん手間や費用がかかります。
一方で、コンタクトレンズの場合、度数やBC(ベースカーブ:レンズの曲がり具合を表す数値)の変更がしやすく、眼鏡よりも手軽で続けやすいうえに、コストも抑えられるのが魅力です。
中学生が使う際に注意したいデメリットと対策

中学生がコンタクトレンズを装用する際に注意したいデメリットは複数ありますが、親子で上手に対策すれば問題ありません。お子様がコンタクトレンズに慣れるまで、保護者がサポートしてあげましょう。
毎日のケアが必要になる
2weekタイプや1monthタイプのコンタクトレンズは、洗浄液や消毒液などを使用した日常的なケアが必要です。
中学生ではじめてコンタクトレンズを使う場合、毎日のケアが負担になりやすく、保護者のサポートがなければ続けにくくなる可能性があります。
1dayタイプのコンタクトレンズであれば、洗浄や消毒などの手間がなく、チャレンジしやすいといえます。日々のケアに不安を感じる場合は、管理が不要な1dayタイプの装用がおすすめです。
装用するのに慣れが必要
コンタクトレンズをはじめて装用する場合、目に触れること自体に抵抗を感じ、慣れるまでに時間がかかることがあります。
しかし、練習すれば誰でも簡単に装用できるようになります。お子様がなかなかコンタクトレンズを上手に取り扱えるようにならない場合でも、焦らず本人のペースを見守ることが大切です。
ソフトコンタクトレンズの付け方については、以下のページで詳しく解説しています。親子で確認し、装用の練習をしてみてください。
関連記事:コンタクトレンズの付け方(ソフトレンズ)
水泳や入浴中にはコンタクトレンズを外そう
水中には微生物が生息しており、コンタクトレンズと水が接触すると、感染症のリスクが高まります。そのため、水泳や入浴中にはコンタクトレンズの装用はおすすめできません。
もしコンタクトレンズを装用したまま入浴される場合には十分注意し、目に石鹸やシャンプー、お湯などが入ったときには、すぐにコンタクトレンズを外すようにしてください。
体育で水泳の授業がある日は、眼鏡の持参や、度入りのゴーグルの使用などで対処しましょう。
中学生のコンタクトデビューにおすすめの種類

中学生のコンタクトデビューにおすすめの種類は、1dayタイプのコンタクトレンズです。
1dayタイプの場合、洗浄や保管が不要なため、管理の手間がかかりません。
一方で、定期交換タイプ(2week・1month・3month)だと、洗浄や消毒などの負担がかかります。
費用面では、定期交換タイプのほうがコストパフォーマンスに優れていますが、保護者も管理できる体制がなければ継続的な装用が難しくなることもあります。
中学生になり、はじめてコンタクトレンズを装用する場合は、慣れるまでにケアが必要なく、使いたいときだけ装用できる1dayタイプがおすすめです。
学校生活でコンタクトレンズを使うときの注意点

コンタクトレンズを装用していると、まれに目の痛みや違和感などが生じる場合があります。
学校生活のなかでも速やかに対処できるよう、以下の注意点を踏まえておきましょう。
眼鏡は常に持参する
コンタクトレンズを装用中は、思わぬトラブルや目の痛み・違和感が起こることがあり、装用を中止せざるを得なくなるときがあります。
そのため、コンタクトレンズを外したあとも授業に支障が出ないよう、眼鏡を持参しておくと安心です。眼鏡を持っていない場合は、作っておくことをおすすめします。
替えのコンタクトレンズも用意する
コンタクトレンズを装用していると、突発的に外れてしまい、紛失につながるケースが稀にあります。このようなケースでも対応できるよう、替えのコンタクトレンズを携帯しておきましょう。
目に異常がある場合はすぐに外す
目の異常を放置し、コンタクトレンズを装用し続けると、感染症などのトラブルにつながります。目の痛みやかゆみ、違和感などの異常に気づいた場合は、速やかにコンタクトレンズを外しましょう。
親子でコンタクトレンズのご相談も可能です

お子様がコンタクトレンズをはじめて装用する場合、本人だけでなく、保護者の方も不安を感じるケースがあります。
このような場合は、ぜひお近くのエースコンタクトの店舗へお越しください。専門のスタッフがカウンセリングをおこない、お子様に合うコンタクトレンズをご提案いたします。
ご来店の際は、Web来店予約を活用すると待ち時間を短縮できます。ぜひご利用ください。
以下の記事は、親子でコンタクトレンズの無料カウンセリングを受けた方の体験レポートです。どのような流れでカウンセリングが受けられるか気になる方は、ぜひお読みください。
関連記事:【親子体験レポ】藤沢駅前店でコンタクトレンズの無料カウンセリング!
- ※症状は、人によって程度や現れ方に個人差があります。
- ※コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の指示に従いお使いください。
- ※眼科を受診の際には、健康保険証が必要です。必ずご持参ください。
親子でしっかり準備して、安心のコンタクトレンズデビューを

中学生になるタイミングでコンタクトレンズを装用し始める方は多くいます。
コンタクトレンズは、成長期である中学生のお子様であっても、度数の変更がしやすいのが特徴です。また、部活動などで運動する機会が増えたとしても、邪魔になりにくいのもメリットです。
定期交換タイプの場合は毎日のケアが必要になりますが、1dayタイプであれば洗浄や保管の手間がかかりません。
そのため、中学生でコンタクトレンズデビューする際は1dayタイプをおすすめします。ただし、コンタクトレンズの装用には慣れが必要です。
お子様がコンタクトレンズを安心して扱えるようになるまで、保護者が見守りながら必要なサポートをしてあげましょう。
