コンタクトレンズ

コンタクトレンズをつけたまま寝るリスクは?
対処法や注意点を解説

コンタクトレンズを装用したままうっかり寝てしまい、目覚めてから「何かリスクがあるのでは……」と不安になった経験を持つ方もいるのではないでしょうか。

本記事では、コンタクトレンズをつけたまま寝るリスクや、装用したまま寝てしまった場合の対処法を解説します。
ついコンタクトレンズをつけたまま寝てしまった方は、適切に対処し、目の安全を守りましょう。

コンタクトレンズをつけたまま寝るリスク

眼に悩む40代女性の写真

コンタクトレンズを装用したまま寝ると、以下のリスクが起こる場合があります。該当する症状がないか確認しましょう。

コンタクトレンズが目に張り付きやすくなる

寝ているときは、まばたきをしないため、目が乾燥しやすくなります。乾燥するとコンタクトレンズが目に張り付きやすくなり、レンズを取り外しにくくなる可能性があります。
無理に取り外そうとすると目に傷が入ってしまう恐れがあるため、注意しましょう。

痛みや充血が起こる

睡眠中は、涙の分泌量が減るため、レンズに付着した汚れが洗い流せなくなります。そのため、汚れがたまり、細菌が繁殖して目の痛みや充血につながったり、目やにが出たりします。
コンタクトレンズをつけた状態で寝てしまった場合は、鏡を見たうえで自分の目の状況を確認してください。

角膜のトラブルが起こる

コンタクトレンズを装用し続けると、角膜への酸素の通り道が塞がれてしまい、酸欠状態になります。酸欠になると、角膜内に傷ができやすくなり、付着した細菌やカビが繁殖しやすくなります。

コンタクトレンズをつけたまま寝てしまったときの対処法

目薬をさす女性の写真

コンタクトレンズを装用したまま寝てしまった場合、コンタクトレンズ専用の目薬を使用し、目を潤わせたうえで優しくレンズを外しましょう。
上記を実施してもコンタクトレンズが外れない場合は、無理に取らず、眼科を受診してください。

コンタクトレンズをつけた状態で居眠りをしてしまう方は、連続装用タイプ(眼科医の指導のもと最長30日間つけたままでいられる)のコンタクトレンズの検討をおすすめします。

コンタクトレンズをつけたまま寝てしまったときに関するよくある質問

Q&Aウッドブロックの写真

コンタクトレンズをつけたまま寝てしまったときに関するよくある質問をご紹介します。

仮眠や昼寝など短時間の睡眠なら問題ない?

短時間の睡眠であっても、目には大きな負担がかかります。そのため、仮眠や昼寝のときもコンタクトレンズを外しておきましょう。

コンタクトレンズをつけたまま寝ると失明する?

コンタクトレンズを装用したまま寝ることを繰り返すと、失明する可能性があります。コンタクトレンズをつけた状態で寝ると、角膜が酸欠状態になり、目の細胞が減少して失明のリスクが高まります。

コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、間違った使い方をすると目の病気を招くリスクがあります。正しい方法で装用しましょう。

コンタクトレンズをつけたまま寝ると目の裏に入る?

目の構造上、目の裏に入ることはありません。もし見当たらない場合は、鏡を見ながら目を上下左右に動かし、上下のまぶたの内側や白目部分にないか確認しましょう。
どうしても見つからず、違和感がある場合は、眼科を受診してください。

コンタクトレンズは寝るとき以外でいつ外すべき?

入浴時のコンタクトレンズの装用も推奨されていません。プールや海に入るときと同様に、コンタクトレンズを取り外してください。

コンタクトレンズの購入をご検討の方はWeb来店予約を

接客中のビジネスウーマンの写真

コンタクトレンズの購入に関してお悩みの方は、Web来店予約の利用がおすすめです。事前に予約すると、当日の受付がスムーズに進み、来店時の待ち時間の短縮になります。ぜひご活用ください。

  • 症状は、人によって程度や現れ方に個人差があります。
  • コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の指示に従いお使いください。
  • 眼科を受診の際には、健康保険証が必要です。必ずご持参ください。

寝るときはコンタクトレンズを外そう

コンタクトレンズをつけたまま寝ると、レンズが目に張り付き、取り外しづらくなります。また、痛みや充血、角膜のトラブルなどが起こるリスクもあります。

短い時間であっても、寝るときは必ずコンタクトレンズを外しましょう。もしコンタクトレンズを装用したまま寝てしまった場合は、コンタクトレンズ専用の目薬を使用し、目を潤わせた状態でレンズを外してください。

上記のとおり対処しても目に異常がある場合は、速やかに眼科を受診しましょう。