目の悩み

コンタクトレンズによる目の乾燥はなぜ起こる?対処法や予防法を解説

「コンタクトレンズを装用すると目の乾燥が気になる」
コンタクトレンズの装用中に、このような感覚になる方もいるのではないでしょうか。
目の乾きを感じ、日常生活に支障が出ている方もいるかもしれません。

本記事では、コンタクトレンズの装用による目の乾燥の原因や対処法、予防法を解説します。
コンタクトレンズ装用時に目の乾燥が起きないよう、あらかじめ対策を徹底しましょう。

コンタクトレンズによる目の乾燥が起こる原因

眼精疲労の女性の写真

コンタクトレンズによる目の乾燥が起こる原因は以下のとおりです。当てはまるものがないかチェックしてみてください。

空気の乾燥

エアコンの冷暖房や冬場の空気の乾燥によって目から水分が蒸発し、コンタクトレンズが乾燥することがあります。
特にエアコンの場合、風量を強めると乾燥する可能性が高まります。

まばたきの減少

一般的に、まばたきの回数は1分間に15〜18回程度です。一方で、パソコンやスマートフォンの画面を注視すると、7〜12回程度に減少します。
まばたきの回数が減ると、目に届く涙の供給量が減少し、乾燥が起こりやすくなります。

加齢

40代以降になると涙の量は徐々に少なくなってきます。また、マイボーム腺(目の水分の蒸発を防止する油を分泌する組織)の機能が低下することで、油も減少してしまいます。
目の表面に油が行き渡りにくくなると、目の水分が蒸発しやすくなり、乾燥が起こりやすくなります。

コンタクトレンズが汚れている

コンタクトレンズを装用すると、レンズに脂質やたんぱく質の汚れが蓄積します。汚れがたまると、レンズの表面に涙が行き渡らなくなり、乾燥が起こってしまいます。
また、目の中がゴロゴロするように感じ、見え方に影響が出る可能性もあります。

ドライアイ

コンタクトレンズを装用すると、涙が目の全体に広がりにくくなります。涙が広がらないと目にうるおいがなくなり、ドライアイになってしまうことも。これが目の乾燥を感じる原因につながります。

コンタクトレンズによる目の乾燥が起きたときの対処法

コンタクトレンズによる目の乾燥が起きたときは、すぐに実践できる以下の方法を試し、対処しましょう。

まばたきを意識的に増やす

パソコンやスマートフォンの画面を見続けていると、まばたきが不足し、目が乾燥してしまいます。まばたきをしているつもりでも、まぶたが閉じきっていないこともあります。
対処法は、意識的にまばたきを繰り返すこと。まばたきをすることで目の中に涙を行き渡らせましょう。

目薬やコンタクト装着薬を使用する

目の乾きが気になったら、目薬(防腐剤不使用)の使用がおすすめです。定期的に目薬をさすのが難しい場合は、コンタクト装着薬を活用しましょう。
コンタクトレンズを装用する前に、レンズの内側にコンタクト装着薬を垂らします。この状態で装用することで、目のうるおいが続きやすくなります。

ホットアイマスクを使用する

加齢やアイメイクの落とし残しによってマイボーム腺が詰まってしまうと、油分の分泌が少なくなり、乾燥を招きます。
ホットアイマスクなどで目を温めると詰まりが解消し、乾燥を軽減できる可能性があるため、気になる方は試してみてください。

コンタクトレンズによる目の乾燥を予防する方法

目薬をさす男性の写真

コンタクトレンズによる目の乾燥が気になる方は、以下の方法を実践し、予防しましょう。

空気の乾燥を防ぐ

部屋の空気が乾燥していると目が乾燥しやすくなるため、加湿器を設置したり、濡れたタオルを干したりして湿度を保つのがおすすめです。
また、お風呂に水をためておくだけでも空気の乾燥を防ぎやすくなります。

コンタクトレンズのケアを徹底する

コンタクトレンズのケアが不足すると汚れがたまり、乾燥の原因になるため、正しく扱うことが重要です。
コンタクトレンズを使用する際は、正しい洗浄・消毒・保存方法を実践したうえで装用し、乾燥予防につなげましょう。

コンタクトレンズの装用時間を守る

コンタクトレンズの装用時間が長いと、目に負担がかかり、乾燥が起こる可能性があります。特に目の疲れや乾燥が気になる人は、装用時間を短くすることも対策のひとつです。
コンタクトレンズの素材によっても装用時間の目安は変わりますが、8時間くらいまでの連続装用に抑えるように調整しましょう。

コンタクトレンズの種類を変更する

コンタクトレンズの素材によっては乾燥しにくいものがあるため、気になる方は種類を変更してみましょう。

たとえばシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズの場合、素材が含む水分量が少なく、蒸発する水そのものが少ないのが特徴です。
そのため、長時間装用していても乾燥を感じにくい場合があります。

また、レンズの表面と目の摩擦が「異物感」となり、目が乾燥していると感じるケースもあります。
実際には乾燥していなくても、フィッティング不良や摩擦を「乾燥感」と認識してしまうことが原因です。
表面がなめらかなレンズほど摩擦が起きにくいため、レンズの表面がなめらかなコンタクトレンズを選ぶことも大切です。

コンタクトレンズの購入でお悩みの方はWeb来店予約を

接客をするビジネスウーマンの写真

「コンタクトレンズを装用していて目の乾燥が気になる……」という方は、エースコンタクトの店舗スタッフにご相談ください。

装用状況や目の状態に合わせて、おすすめのコンタクトレンズをご提案いたします。
Web来店予約をご利用いただくとスムーズにご案内が可能です。ぜひご活用ください。

  • 症状は、人によって程度や現れ方に個人差があります。
  • コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の指示に従いお使いください。
  • 眼科を受診の際には、健康保険証が必要です。必ずご持参ください。

コンタクトレンズを装用する際は乾燥対策を

コンタクトレンズを装用する際、レンズが汚れていると、目の乾燥が起こりやすくなります。また、空気の乾燥や、まばたきの減少でも乾燥しやすくなります。

目の乾燥を感じた場合は、意識的にまばたきの回数を増やしたり、目薬やコンタクト装着薬、ホットアイマスクなどを使用したりして対処してください。

また、乾燥予防の一環として、部屋の湿度を一定に保ち、コンタクトレンズの使い方やケアを正しくおこなうことも重要です。
コンタクトレンズの装用による乾燥を防ぎ、快適な生活を送りましょう。