目の悩み

子どものコンタクトレンズは何歳から?
購入の流れや使用時の注意点を解説

目を気にする女の子の写真

視力の低下した小学生に、コンタクトレンズの使用を検討する保護者が増えています。令和4年度の文部科学省の調査によると、視力が1.0未満の小学生は約37.8%で、視力が低下する子どもは増加傾向にあると報告されています。

そのようななか、小学生のコンタクトレンズ装用に不安を感じる保護者の方もいるでしょう。

本記事では、子どもがコンタクトレンズを使用するときの判断基準や使用時の注意事項、購入の流れを解説します。これからコンタクトレンズの購入を検討する方は、ぜひ参考にしてみてください。

子どものコンタクトレンズは何歳から使える?

頬杖をする笑顔の小学生の写真

結論からいうと、コンタクトレンズの装用に年齢の規定はないため、小学生でも装用できます。

しかし、コンタクトレンズは使用を誤ると、人体に重篤な健康被害を与える可能性があります。そのため、正しい装用方法や管理方法を徹底しなければなりません。

たとえば、たんぱく汚れが残ったコンタクトレンズを装用すると、角膜に傷がついたり感染症になったりしてしまう可能性が高くなります。(コンタクトレンズ障害)

しかし、小学生の場合はコンタクトレンズが外れてしまったり、目にゴミが入ったりしても適切に対処・管理できない場合があります。

そのため、子どもが小学生からコンタクトレンズを装用する場合は、保護者が一緒に管理を徹底してあげましょう。

小学生がコンタクトレンズを使えるかの判断基準は?

ガッツポーズをする小学生の女の子の写真

小学生がコンタクトレンズを使えるかの判断基準は2つあります。1つ目は「コンタクトレンズのつけ外しと管理が自分でできるか」です。

コンタクトレンズ装用中に目に痛みを感じたり、ゴミが入ったりしたときに、スムーズにレンズを外して正しく保管できるかがポイントです。

日々のお手入れができるか不安な場合は、1dayタイプの使い捨てコンタクトレンズの装用をおすすめします。

2つ目は「コンタクトレンズのデメリットを理解すること」です。コンタクトレンズを装用する際、正しい使用方法を守れないと、角膜が傷ついて感染症のリスクが高まります。

子どもがコンタクトレンズの使用を開始する際は、起こりうるデメリットを理解し、眼科医の指示に従って正しく使用することが大切です。

対策として、子どもがコンタクトレンズに慣れるまでは装用を手伝ったり、トラブル発生時にサポートしてあげたりしましょう。

子どもがコンタクトレンズを使用する際の注意事項

指示する笑顔の女医の写真

子どもがコンタクトレンズを使用する際は、トラブルを未然に防ぐために以下の注意事項を守りましょう。

正しい使い方を守る

コンタクトレンズを装用する場合は、正しい方法での使用が大切です。コンタクトレンズの扱いが適切にできず、レンズが汚れたままの状態が続くと、重篤な眼障害を引き起こすおそれがあります。

コンタクトレンズを安全に装用するためには、コンタクトレンズを清潔に保つことが大切です。また、取り扱う際は、目やコンタクトレンズを傷つけないよう爪を丸く滑らかに切っておきましょう。使用前に手指を石鹸でよく洗っておくことも重要です。

1dayタイプから始める

コンタクトレンズの装用や管理は慣れるまでに時間がかかるため、最初のうちは1dayタイプから始めましょう。

特に、コンタクトレンズの装用にはコツが必要です。慣れないうちはレンズに傷をつけて破いてしまうこともあるため、コツを掴むまでは1dayタイプの使用をおすすめします。

1dayタイプの場合、使い捨てできるため、管理が不要です。子どもがコンタクトレンズの管理を徹底できるか不安な場合も、1dayタイプを選んでおくとよいでしょう。

目にトラブルが起きた際はコンタクトレンズを外す

目にトラブルが起きた際、そのままコンタクトレンズを使用し続けると、症状が悪化する場合があります。

目のかゆみ・痛み・充血などのトラブルが起きた際は、すぐにコンタクトレンズを外してください。もしもの時のために、メガネも用意しておくと安心でしょう。

痛みが続く場合や見え方に影響が出ている場合は感染症にかかっている可能性もあるため、速やかに眼科を受診してください。

定期的に眼科で検査を受ける

コンタクトレンズを安全かつ快適に装用するためには、定期的に眼科で検査を受け、目の異常の有無や度数が合っているかなどを確認することが大切です。

コンタクトレンズの度数が合っていないと、スポーツや勉強に支障が出る場合があります。定期検査を受けることが重要です。

もし、視力が合わなくなった場合は、正しい度数のコンタクトレンズに変更しましょう。

子どものコンタクトレンズを眼科で購入する際の流れ

ステップアップのタイトル文字

これから子どものコンタクトレンズの購入を眼科で検討する方は、以下の流れを参考にしてください。

1.問診票に記入する

眼科への来院が初めての場合、受付で保険証を提示したあと、問診用紙に必要事項を記入しましょう。問診票の内容はおもに以下のとおりです。

  • 眼科により問診内容は異なる場合があります
  • 氏名
  • 生年月日
  • 既往歴
  • 現在服用している薬
  • アレルギーの有無
  • 来院の目的

コンタクトレンズに関して疑問や不安に思うことがあれば、あわせて記載しておきましょう。

2.検査を受ける

問診票を記載し、提出を終えたら検査を受ける必要があります。眼圧検査や屈折検査では、目の度数や乱視の有無などを調べることが可能です。

また、BC(ベースカーブ)を調べることで、目に馴染みやすいコンタクトレンズの形を把握できます。

3.眼科医による診察を受ける

検査が終了したら、眼科医の診察を受けてください。診察では、眼科医が視力検査や屈折検査の結果結果を確認したり、涙の状態や角膜における傷の有無をチェックしたりします。

コンタクトレンズが使用できると判断されたら、眼科医と相談しながら自身の要望に合うレンズを決めていきましょう。

4.コンタクトレンズの装用を試す

どのコンタクトレンズにするか決まったら、装用した状態で視力検査をおこない、レンズが目に合っているか再度確認してください。

確認後、スタッフからコンタクトレンズの着脱の仕方や管理方法などを教わりましょう。十分な練習を終えたら、コンタクトレンズを購入してください。

コンタクトレンズを検討する際はオンライン相談を活用しよう

オペレーターの写真

コンタクトレンズを検討する際に、お店に行く前にちょっと聞きたい、気軽に相談したいという方におすすめなのがエースコンタクトのオンライン相談です。コンタクトレンズの選び方や商品の詳細情報、購入の仕方などをオンラインで相談できます。

パソコンやタブレット、スマートフォンから無料でご利用いただけます。詳しい操作方法などは以下のページでご確認いただけます。

また、最寄りの店舗で相談したい場合はWeb来店予約 店舗選択から事前に予約をするとスムーズです。

子どもがコンタクトレンズを使用する際はサポートしてあげよう

女性に後ろから抱きつく男の子の膝上写真

コンタクトレンズに年齢の規定はないため、小学生の子どもでも使用は可能です。一方で、コンタクトレンズを使用する際は正しい使い方や管理方法を守らなければ、目に重篤な健康被害が起こります。

子どもの場合、目に痛みを感じたり、ゴミが入ったりしたときに適切に対応できない場合があります。子どもがコンタクトレンズに慣れるまでは、保護者がしっかりサポートしてあげることが大切です。

コンタクトレンズを購入する際は、眼科を受診し、目の状態に適したレンズを選びましょう。コンタクトレンズに関して気になることや疑問点がある場合は、エースコンタクトのオンライン相談をぜひご活用ください。

店舗への来店をご検討の際はご案内がスムーズになるWeb来店予約がおススメです。是非ご活用ください。